これまで4回にわたり、「採用ミスマッチ(第1、2回)」「個の育成(第3回)」「組織風土(第4回)」という、人事担当者様が直面する具体的な課題と、「EQ(感情特性)」の関係について解説してきました。
最終回となる今回は、これらすべてを繋ぐ、経営視点のお話です。
「採用」と「育成」は、バラバラの「点」ではありません。 採用した人材が、社内でしっかりと育成・定着し、やがて次の世代を育てる側に回っていく。 この「点」を「線」で繋ぎ、会社全体の「資本」として捉える考え方こそが、今、注目されている「人的資本経営」です。

「人的資本経営」という言葉。 数年前は“バズワード(流行語)”でしたが、上場企業等での情報開示義務化を経て、具体的な「実践フェーズ」に入りました。
(※ 参考:経済産業省「人的資本経営の実現に向けた検討会報告書」) https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinteki_shihon/index.html
「それは大企業の話だろう?」と思われるかもしれません。 いいえ、これこそ、人材の確保・定着が経営の最重要課題である、岡山・広島の中小企業にこそ必要な視点なのです。
なぜなら、取引先や金融機関、そして何より求職者が、「この会社は、社員(資本)を大切に育てているか?」を厳しく見始めているからです。
「人を大切にする会社」であることをデータで示せる企業と、「気合と根性」しか語れない企業とでは、採用力(ブランディング)に決定的な差が生まれます。

「人的資本経営」の核は、「エンゲージメント(社員の会社への愛着)」や「ウェルビーイング(心身の健康)」の向上です。 そして、これらの土台が「EQ」であることは、これまでお話しした通りです。
問題は、「どうやって『人』という目に見えない資本を、データとして把握するか」です。
これらの問いに「なんとなく…」でしか答えられない場合、まずは「現状把握」から始めてみてはいかがでしょうか。

AIが定型業務を担う現代、人事担当者の仕事は「人」という資本の価値を最大化する、より高度なものへとシフトしています。
私たちシーズが、岡山・広島の多くの企業様に自信を持って推奨しているのが、「アセスメント(適性検査)」の活用です。 それは、皆様が持つ「勘」や「経験」という素晴らしい財産に、「科学(データ)」という武器を掛け合わせることに他なりません。
「採用」と「育成」をデータで繋ぎ、一気通貫でサポートすること。 それこそが、岡山・広島の地で、皆様の会社の「質」を高める、私たちシーズの役割だと考えています。
全5回のコラムにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
もし、自社の「採用ミスマッチ」「早期離職」「人材育成」「組織の雰囲気」に関して、少しでも課題を感じていらっしゃるなら、それは「EQ」や「個人の資質」にあるかもしれません。
シーズでは、人事課題のフェーズに合わせた最適なアセスメントをご用意しています。
▼新卒・中途採用向け適性検査「アドバンテッジインサイト」の詳細はこちらhttps://www.seedsjp.com/business/assessment/insight/
▼組織開発・研修のための「EQI」の詳細はこちら https://www.okajob.com/EQ/
私たちシーズは、アセスメント(適性検査)のご提供だけでなく、岡山・広島の地で「オカジョブ」「ヒロジョブ」を運営し、新卒採用から中途採用、IT化支援まで、企業の人事課題をワンストップでサポートしています。
「まずは何から手をつければいいか分からない」「採用全般について相談したい」 そんな人事担当者様は、まずはお気軽にこちらのフォームからお問い合わせください。